2014年1月6日月曜日

1789: Les Amants de la Bastille Saison 2 最終日…

C'est le dernier jour... ~1789シーズン2終了…。~

あの悲惨な事故から無事復活した1789のルポをしないまま、来てしまいましたが、Saison2は去年の11月29日から無事再開しています。ただし、やはり、火薬の演出はなくなったようです。
復活後の舞台では、カーテンコールのPour la Peineの最後の部分で、亡くなったマルキュス・トレダノさんへのオマージュとして出演者の後ろの壁に"A Marcus"という言葉がプロジェクションで映し出されていました(涙)。

事故後初めてチームみんなで"La Fête de la chanson française" という歌番組に出演していたのですが、オランプ役のカミーユ・ルウが歌う"Les mots que l'on ne dit pas "には、みんなでマルキュスさんのためにも舞台を成功させなければ、という強い復活の意志を感じました(また涙。)

そして、気づいたら、今日が最終日。あの悲惨な事故からみんな立ち直って、ここまでこれて本当に良かったなと思います。

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追記: DVDのDisk2に出ていたマルキュスさん。テクニシャンのコーナーで結構たくさんお話をしていました。何だかとっても優しそうな方でした。不思議なのですが、この映像を見たときに最初に思ったのは、マルキュスさんに会えてうれしいということでした。映像の中だけ、そうわかってはいるのですが、映像の中だけでも、彼の姿を見ることができて、うれしかったです。ご冥福を心からお祈りします。そして、本当にすてきな舞台をありがとう、マルキュスさん。

"L'homme de l'ombre(ロム・ドゥ・ロンブレ)"。フランス語で、スタッフの人たちをこう呼ぶことがありますが、(直訳は影の人の意味。)実は、私が好きなフランス語の一つだったりします。響きが美しいということもありますが、日本語の影の立役者と発想が似ている気がします。彼ら無くして、舞台は成り立たない。彼らは私にとって「影」ではなくまさに"héro"(エロー(ヒーロー))です。

DVDの映像をよく見ていたら、今、シンガポールNDP公演にも来ているお兄さんのフランクさんらしき人や他のスタッフも映っていました。シーズン2はシンガポール公演と被ってたはずだから別の人がこっちは担当してたのかな。
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オフィシャルFBサイトでは、最終回のÇa ira mon amour (ファーストシングルの曲)のときに立って"Jamais(ジャメ!)"とダンサーたちと一緒に叫ぼう、あるいは、緑の布(劇中ダンサーたちも振っている。実際に革命の時も最初の頃の革命のシンボルカラーは実は緑だったらしい。「希望」の象徴。)を振って、等々、公式に呼びかけ笑。=何度も見に来ているので、どこで何をやるかファンの子達にはわかっている笑。こういうところがやっぱりフレンチミュージカル。とにかく最後をみんなで楽しもう!という心意気が感じられる、エピソードです。
さて、このミュージカルのことを知ったのは確か、2012年の11月くらいだったので、足かけ1年ちょっとぐらい舞台をパリで見た後も、何だかんだで情報だけは追っかけていたのですが、ついにこのミュージカルもフィナーレを迎えてしまいました。楽しみが一つ減ってしまってちょっと残念です。

でも、実はまだ、DVDを辞書を引きながら見ているため、まだ見終わっておらず、今度はそっちの聞き取り(読み取り)の方をがんばろうかと思います(笑)。(マルキュスさんの談話が入っているDisk2もまだ見てないし。。。→見始めたら、メイキング映像、すっごいおもしろいです。だが、問題は字幕がついてない。自力の限界を感じるorz... )

シーズン2では予定されていたツアーも全部キャンセルになったりしているし、歌手の人たち(特に主役の2人)は、それぞれ、かなり人気者のようなので、これからは、きっと彼ら自身のソロあるいはグループの活動にシフトしていくのかなという気がします。というわけで、再演はとりあえずこれでおしまいなのかなと思います。(1789の前にアチアさん&コーエンさんがプロデュースしていたミュージカルである、Roi Soleil、Mozart l'Opera Rockも確か2シーズンで終わったはず。)

でも、ひょっとしたらガラコン、もしくは翻訳公演はあるかもしれません。実際に、「輸出先」として、日本も挙がっているっぽい(Regard en Coulisseの2013年11月14日付記事より↓)ですが、果たして本当に実現するでしょうか??(でも、MORはすでに日本版上演されたし、太陽王も宝塚で上演予定だから、十分可能性はあるんじゃないかなって気がします。と勝手に期待。)



1789の舞台は、実際に現地で現地の観客に混じって舞台を見たということでももちろん思い出深いのですが、いろいろ情報を追ってく中で大型ミュージカル特有のファンの子達巻き込み大作戦!みたいな企画とかもあったりして、そういうのを見るのもけっこう自分的には面白かったです(こうやってリピーターを作るのね、とか感心しながら見ていた笑。)。

また、あの悲しい事故の時の、若いファンの子達が一致団結して、カンパニーを応援しようとがんばっていたひたむきさもすごく心に残りました。やっぱり、ミュージカルってファンありきなんだとあの時、改めて感じました。

とにもかくにも無事に最後までたどり着けて良かった。歌手の人たちの中でも最初の方に選ばれた人たち(カミーユやマチューetc...)は、役に選ばれて、プロモーションを1年ぐらいかけてやって、2年連続の公演ということで、少なくとも3年くらいこのミュージカルに関わってきたと思うので、本当にお疲れ様と勝手に(笑)日本から言ってあげたいです。

1789に関しては、内容について等、DVDを見終わったらまた何かアップできたらと思うのですが、手が回るかな…。苦笑。

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